甲府市議会 2014-09-12
平成26年環境水道委員会 本文 開催日: 2014-09-12
7 議 題
第 1 閉会中継続審査中の請願について
請願第23-5号 国に原子力政策の転換を求める請願
請願第23-6号 浜岡原発の永久停止と再生可能エネルギーへの転換、促進を求
める意見書提出を求める請願
請願第23-7号 浜岡原子力発電所を廃炉にすることの意見書を求める請願
第 2 所管事項調査
2: 午前 9時58分 開 議
◯中村委員長 ただいまから
環境水道委員会を開きます。
当委員会に付託されています案件は、お手元に配付いたしました議題のとおりです。
これより審査に入りますが、この際、委員及び当局の皆様に申し上げます。
発言する場合は、まず挙手し、委員長の許可を得てから、起立の上発言されるようお願いいたします。
最初に、閉会中継続審査となっております請願について審査を行います。
初めに、請願第23-5号 国に原子力政策の転換を求める請願を議題といたします。
議題の内容につきましては、お手元に資料が配付いたしてありますが、取り扱いについて御意見をお伺いいたします。
森沢委員。
3:
◯森沢委員 これは前から継続になっていると思いますが、転換を求める請願書。
まだエネルギー政策ははっきり国でも決まらんようですし、たまたまことしの夏は乗り切ったようですが、結果的には火力発電に全部頼ってきたということでもって、ここのところ円が幾らか安くなっているから、多少ガソリンや何かも下がると思いますが、中東のあの情勢の中にはとても燃料が下がるということが考えられませんので、やっぱり原子力発電というやつをもう少しながめていかなきゃならんじゃないのかなと、こんなふうに思いますので、継続にしていただければありがたいです。
以上です。
4:
◯中村委員長 ほかに御意見はございませんか。
(「なし」と呼ぶ者あり)
5:
◯中村委員長 それでは、これをもって意見交換を終結いたします。
ただいま継続を求める意見が出ております。本件を閉会中の継続審査とすることに御異議はありませんか。
(「異議なし」と呼ぶ者あり)
6:
◯中村委員長 御異議なしと認めます。よって、本件を閉会中の継続審査とすることに決しました。
次に、請願第23-6号 浜岡原発の永久停止と再生可能エネルギーへの転換、促進を求める意見書提出を求める請願を議題といたします。
請願の内容につきましては、お手元に資料が配付いたしてありますが、取り扱いについて御意見をお伺いたします。
清水(保)委員。
7: ◯清水(保)委員 原子力発電所の再稼働、先ほどの請願第23-5号と同じようにそれぞれ今議論しているところでございますので、これもあわせて継続ということでお願いします。
8:
◯中村委員長 ほかに意見はございませんか。
(「なし」と呼ぶ者あり)
9:
◯中村委員長 それでは、これをもって意見交換を終結いたします。
ただいま継続を求める意見が出ております。本件を閉会中の継続審査とすることに御異議はありませんか。
(「異議なし」と呼ぶ者あり)
10:
◯中村委員長 御異議なしと認めます。よって、本件を閉会中の継続審査とすることに決しました。
次に、請願第23-7号 浜岡原子力発電所を廃炉にすることの意見書を求める請願を議題といたします。
請願の内容につきましては、お手元に資料が配付いたしてありますが、取り扱いについて御意見をお伺いいたします。
長沢委員。
11:
◯長沢委員 この浜岡原子力発電所の廃炉に関しましても、やはり今後の国の動向等注視をしていくことが現在必要と考えますので、これにつきましても継続でお願いをしたいと思います。
12:
◯中村委員長 ほかに御意見ございませんか。
(「なし」と呼ぶ者あり)
13:
◯中村委員長 それでは、これをもって意見交換を終結いたします。
ただいま継続を求める意見が出ております。本件を閉会中の継続審査とすることに御異議ありませんか。
(「異議なし」と呼ぶ者あり)
14:
◯中村委員長 御異議なしと認めます。よって、本件を閉会中の継続審査とすることに決しました。
以上で当委員会に付託されました請願の審査を終了いたします。
次に、所管事項の調査に入ります。
先にお伺いいたします。質問のある委員は挙手をお願いいたします。
なお、挙手のない委員は質問できません。
(要望を聴取)
15:
◯中村委員長 本日の所管事項の調査は、上下水道局と環境部の順で行います。
最初に、上下水道局にかかわる所管事項の調査に入ります。先ほど挙手された委員は発言をお願いいたします。
清水(保)委員。
16: ◯清水(保)委員 それでは、時間はたっぷりありますから。でも、長くはやりません。部分的なことでお聞きしたいんですけれども、今甲府市の東部地域の下水道の敷設事業をやっているところでございますけれども、最初の見通しでは平成27年度までに終了するということのようでございますけれども、現状東部地域の工事を始めて、市街化調整区域の下水道の敷設がございますけれども、今のところの進捗状況と、そして、その中で接続の世帯がどのような状況になっているのか、また、接続をしていない家屋について、その理由とか、何か言いわけみたいなものがあるのかなと思うんですけれども、全体では甲府市95%もう接続をしているということでございますけれども、市街化調整区域でありますので、東部地域の今事業が進んでいるということで、若干期間も延びるような話も聞いておりますので、その辺のことを含めてお聞きをしたいと思います。よろしくお願いします。
17:
◯中村委員長 梅澤下水道課長。
18:
◯梅澤下水道課長 東部地域の市街化調整区域の下水道整備の進捗状況についてお答えいたします。現在平成27年度を目途といたしまして整備を進めております。現在南部地域、また、東部地域の調整区域の整備の面積ですけれども、864.7ヘクタールに対しまして632.86ヘクタールということで、73%ほどの整備状況になっております。こちらは市立甲府病院の周り、あるいは、甲府市の南部地域の部分も含めますが、現在73%ほどになっております。
以上です。
19:
◯中村委員長 築
野営業管理室長。
20: ◯築
野営業管理室長 東部地域におきまして下水道の未接続の状況という形での具体的な数字ということでございますが、全体で地域別に分けて東部地域という形では集計をしておりませんけれども、向町、横根町、蓬沢、和戸町を含めましてそれぞれの数字を具体的に御報告したいと思います。
向町につきましては、供用開始戸数が105件に対しまして接続戸数が9件、接続率が8.6%。横根町につきましては、252件に対しまして180件で、71.4%。蓬沢につきましては、80件に対しまして51件、63.8%。和戸町につきましては、440件に対しまして145件、33.0%という状況でございます。
以上です。
21:
◯中村委員長 清水(保)委員。
22: ◯清水(保)委員 わかりました。向町は大分、今工事が終了したのかな、大体。そういう意味では、まだ接続が、8.6%ということはちょっと少ないんですけれども、それにしても全体の甲府市の接続の95%にはまだまだほど遠いですから、未接続の家屋に対してのアピールといいますか、接続に対する方向性というのをどんな対策で行おうとしているのか、その辺をお聞きしたいんですけれども。
23:
◯中村委員長 築
野営業管理室長。
24: ◯築
野営業管理室長 現在未接続家屋に対する対応策といたしまして、給排水課の普及係というところで4名で対応しております。内容につきましてですが、その未接続の理由別に列挙いたしまして、それぞれの理由に対しまして個別に訪問をいたしまして、その理由に合った対応をするという形で複数回の訪問指導をしているところでございます。例えば、その中の理由といたしまして一番多いのは、接続工事に伴います資金がないのでという形。これに対しましての、例えば対応策としましては、今上下水道局での甲府市水洗便所
改造資金貸付制度がございます。それと、あと、甲府市水洗便所
改造資金あっせん制度、この2つの制度を利用いたしましてお話をさせていただいているところでございます。あと、多いところが長期不在のところ、いわゆる空き家の問題もございますので、そういうところにつきましては所有者の方なりに連絡をとってその後の対応策という形で対応を図っているところでございます。
以上です。
25:
◯中村委員長 清水(保)委員。
26: ◯清水(保)委員 わかりました。それぞれ当局側では苦労しているということが伺えますけれども、できれば一覧表みたいなものがあれば、ちょっと委員長にお願いしますけれども、後ほどでいいですから、また提出できるのであれば、地域へのアピールも私自身もしたいと思いますし、できれば敷設を完了した幹線で特に未接続の多い状況ですから、再度自治会等通じて1回そういったアピールとか、説明会みたいなものも開いたほうがいいのかなと感じるんですけれども、そのことができればぜひ再度、最初の敷設のときには一応説明会、私もオブザーバーで参加していますけれども、せっかく幹線に引いて投資していますし、ましてや環境問題も含めてぜひ接続をしていただきたいということを当局で積極的に、また説明会等開いてやっていただければありがたいなと思うところでございますので、ぜひまたその辺の努力をしていただきたいと思います。
ですから、表をもし、できればまた後ほど提出していただければありがたいです。
27:
◯中村委員長 ただいま、清水(保)委員から資料請求がありましたが、当委員会として資料請求するということでよろしいでしょうか。
(「異議なし」と呼ぶ者あり)
28:
◯中村委員長 築
野営業管理室長。
29: ◯築
野営業管理室長 それでは、一表という形でそのデータについてですけれども、もちろん個人情報につきましての配慮がございますので、その点につきましても再度確認をした上で出せる範囲の中での御提出という形をさせていただければと思います。
(清水(保)委員「地域で」と呼ぶ)
地域ごとですね。はい。よろしくお願いいたします。
30:
◯中村委員長 では、よろしくお願いいたします。いいですか。
31: ◯清水(保)委員 終わります。
32:
◯中村委員長 野中委員。
33: ◯野中委員 上水道に関して山梨県内では一応水道局という形でもって業務を行っているのは甲府市だけだというふうに理解をしているんですが、それは間違いですか。その辺をちょっと教えてください。水道課というのもある。
34:
◯中村委員長 大須賀業務総室長。
35: ◯大須賀業務総室長 手元に細かい資料がないので、はっきり断言できませんが、南アルプス市が企業局という形で水道事業を運営しております。あと、甲斐市も水道局という形です。
36:
◯中村委員長 野中委員。
37: ◯野中委員 それを見てみると、例えば、甲府市の周辺で独自で水道事業というものを行っているところという市町村が非常に少ないんじゃないかと。一部では山梨県の広域で、例えば、下水道なんかの場合には山梨県の広域でやっている。甲府市は独自でやっている。そうなってくると、今後山梨県全体、たった80万人しかいないこの県民全体で捉えてみても、甲府市水道局が水道業務を全て請け負うということも可能なんじゃないかなと思うんですけれども、いかがでしょうか。
38:
◯中村委員長 大須賀業務総室長。
39: ◯大須賀業務総室長 規模的にそういう検討を今までしたことはありませんが、今現在中央市、それと昭和町、甲斐市敷島の部分ですか、水道事業をやっていますので、将来的にそういう、一部なので、甲斐市なんか敷島という一部ですので、甲斐市全体を取り込んでいくとか、そういうことは検討する余地があるのではないかと考えております。
40:
◯中村委員長 野中委員。
41: ◯野中委員 上下水道局の皆さん、熱心に経費削減とか、人員の合理化とかいろいろ努められて、外部委託へ盛んに事業を出していますよね。僕はむしろその動きというのは逆だと思うんです。外部の事業を取り込んでいって甲府市独自の職員のスキルを高めていって、で、山梨県内全域の水道業務を請け負うという方向へ持っていくほうが正しい道なんじゃないかと。せっかく、今現在だったらまだまだそれぞれ個々に技術を持った職員がちゃんといるわけです、上から下まで。この時点で、例えば、外部委託へ盛んに事業なんか出しちゃうと、そこでぷつっと穴があいて、外部委託へ出した事業は二度と戻ってくることができないような形になるというのは非常に危惧されるところなんです。そう考えてみると、せっかくここまで長い年月をかけてスキルアップしてきた上下水道局の体質的なもろさというものが出てきちゃうんじゃないか。むしろ今この強い体質を持った時点で次に考えるべきことは、周辺市町村の水道業務を請け負うという方向に持っていくほうが正しいんじゃないかと思うんですけれども、いかがでしょうか。
42:
◯中村委員長 大須賀業務総室長。
43: ◯大須賀業務総室長 将来的には民間委託を取り入れまして、その中で技術の継承を民間に委託して継続が可能かということもあるんですが、民間の技術の、逆に取り入れるということもスキルアップの方法ではないかと一部考えております。また、水質検査におきましては、今水質検査の充実ということで、来年度以降計器等も十分取り入れまして山梨県全体の水質検査を請け負うという形についても検討しております。
44:
◯中村委員長 野中委員。
45: ◯野中委員 確かに水質検査なんか特殊な業務なので、そういうことが簡単だと思うんですけれども、水質検査に偏らず、大きく捉えた上下水道事業というものを甲府市上下水道局で請け負うという方向に行ったほうがいいんじゃないかと思います。せっかく甲府市の上下水道局というのはこの市役所本体から分離したところにあって、そこで1つの事業体としてなりわいを行っているわけですよね。それで、会計も企業会計で別会計でやっているし、何のこだわりもなくその事業を外部に広めていくということはできないことじゃないと考えますけれども、遠い将来ということを言われると、遠い将来なんて言っていたら、この国は終わっちゃうから、近い将来を見なきゃまずいなと思うのです。たまたま、古い資料ですけれども、例えば、2004年から2006年までの水道事業経営改革大綱とか何とかつくって、今現在も何かあるわけでしょう、そういうの。そのエンドというのが2015年で来るのじゃないかな、たしか。そうじゃないの? 始まったばっかりか。その次の経営改革大綱のようなものをつくるに当たって、この一、二年で基本計画、きちんとしたものを立てておかないと先へ進めなくなるという危機感も出てくるような気がするのです。だから、外部の事業、いわゆる外部のそういう水道事業、下水道事業を取り込んでいくというのは動きが早ければ早いほどよろしいのではないかと。それが国で言っている、何ですか。地方、何と言ったかな、あれは。
(「地方再生」と呼ぶ者あり)
うん、ありましたね。新しい地方の時代が来るということでもって盛んに地方分権一括法なんかつくったりしてやっているんですけれども、その中にも周辺他町村の業務を請け負うということはもう如実に書いてあるわけです。だから、その方向へ今もう上下水道局が進んでいかなきゃならんなと思っているんですけれども、最後に1つだけ聞かせてください。上下水道局内部でその外部の周辺事業を取り込むということは過去に話が出たのでしょうか。
46:
◯中村委員長 功刀経営企画課長。
47: ◯功刀経営企画課長 ちょっと古い話になるんですけれども、年度は覚えていないんですけれども、昔、山梨県で中央水道県フレッシュ構想というのがありまして、甲府盆地一帯を1つの公営企業というか、やっていこうという構想は出たんですけれども、たしかそれは今立ち消えているような形になっているかと思います。先ほどの中で、当局の計画で経営計画2008というのがありまして、これが平成29年が一応末になっていますので、今国でも新水道ビジョンとか、そういう中で広域化とかもうたわれていますので、今後平成29年、次回の計画に向けては広域化等も研究はしていきたいと思っております。
48:
◯中村委員長 野中委員。
49: ◯野中委員 そういう方向に行くとは思っていると、その「と思っている」ということはすごく曖昧で、そう思っているのか思っていないのかというそこら辺をちょっとはっきり聞かせてもらわないと、今の結論が出ないです。
50:
◯中村委員長 功刀経営企画課長。
51: ◯功刀経営企画課長 後期経営計画の中で水道広域化の検討ということで、厚生労働省の水道ビジョンに示されている水道広域化は維持管理業務や水質管理業務など共同化に伴う経営基盤の強化が期待できるので、個別事業受託などについて検討していくとうたってあります。
52:
◯中村委員長 野中委員。
53: ◯野中委員 うたってあってどうしてそれがすんなり回答に出てこないのか。結局うたうことは何でも計画だから、できるんです。そういうことがありながら、それは1回計画をつくればそれで終わりということになるのはおかしいんじゃないかと思って。そういう意味ではそれに基づいて事業をしていないということになるから、事業体の中の職員として職務放棄をするということになるんじゃないかと、そう思われてもおかしくない。やっぱりその辺はきっちりやることはやらなきゃいけないので、今後どういう形で、どこまで行けるかということも含めてセールスに歩いていかなきゃならんと、いよいよそんな時期が来ているんじゃないのかなと思いますけれども、さあ、どうやって誰がセールスするということになるんですか。その辺の人員の派遣とか、誰が行くとかいうところまで教えていただけるとありがたい。
54:
◯中村委員長 功刀経営企画課長。
55: ◯功刀経営企画課長 その件については今後調査研究していきたいと思いますので、よろしくお願いいたします。
56:
◯中村委員長 野中委員。
57: ◯野中委員 名古屋市議会で昔調査研究という言葉を調査したことがあるそうです。調査研究するといって回答されたもののうちの2%しか調査研究しなかったという実績があります。新聞を開いていただければ、それを質問したのは公明党さんだろう。それで、鋭意努力するということは一切何も努力しなかったと、そう言われているそうです。やっぱりその辺は水道管理者の責任にもなると私は思います。やっぱりセールスというのは誰が最初にやるのかといったら、最初はトップセールスなんです。トップセールスで行かないと次の配下の職員は行けないんです。どんな商売でもそう。それをどういうふうに考えているのか。トップセールスのあたりちょっと聞かせてもらいたいです。
58:
◯中村委員長 保坂業務部長。
59: ◯保坂業務部長 委員さんがおっしゃっているのは、委託、委託という方向ではなくて、当局として独自の広域をどういうふうに目指していくかというお話だと思いますけれども、先ほど課長も経営計画の中にそういったものは位置づけてあるというお話をさせていただきました。それで、過去においても、先ほど申しましたように、水質でも水質検査を51項目人員を配置したり、予算も通りまして、今からほかの事業体のところにも打って出てやっていこうという計画も、数年後だと思いますけれども、やっていきたいと思っています。
それから、過去においては、2市1町ですか、徴収受託につきましてもそういった連携を含めまして、そういったものについても姿勢を見せて外に向かってやっていこうという実績もあります。ですから、経営計画の中に位置づけられておりますことについては全然何も考えていないということではなくて、そういったこともやっていますので、今後研究とかいうものはやっていきたいと考えています。
以上です。
60:
◯中村委員長 野中委員。
61: ◯野中委員 徴収業務の委託を既に提案してやっていると言いますけれども、甲府市上下水道局自身が徴収業務を下に出しちゃっています、現在。ということは、委託先の事業をとってきてあげているということなんでしょうか。ちょっとおかしい、それ。それともう1つは、今後を考えていくのであって、今後を考えるということをいつやるのかといったら今しかないんですよね、これは。あれじゃないけれども、テレビじゃないけれども。ちょうど時期がそういう時期だと思うし、それから、2020年東京オリンピックに向かってインフラはこれからますます整備されると予想されている。そういうときに事前にそういう計画とか、それから、ほかと一緒になって共同体としてやっていくということは事前に流しておかないと皆さん乗ってこないと思う。幾ら頭の中に書いてあったって、計画は立ててありますと言っても、前に進まないというジレンマに必ず陥ってくるんです、それが。繰り返し言うようですけれども、今やるしかないんです。早速今年度の最後からやるとか、年が明けたら始めるとかいうのが1つの大きなきっかけになると思うので、ぜひその辺を早いうちから手を打っていただきたいと思いますけれども、早速にでも年が明けたら受託業務の新展開について他市町村と話をするぐらいの意気込みというのはあるんでしょうか。
62:
◯中村委員長 保坂業務部長。
63: ◯保坂業務部長 委員さんおっしゃっている、私が先ほど申しましたように、経営の手法として委託という手法ももちろんあります。それから、広域に行って打って出るといういろいろな考え方、そういったものを総括的に含めましてどういったことが上下水道局として進むべき方向というのはもちろん研究しているだろうし、それをすぐに来年からどうだこうだという話にはならないんですけれども、もちろんそういった考えのもとには経営しておりますということを申し上げておきたいと思います。
64:
◯中村委員長 野中委員。
65: ◯野中委員 これで締めますけれども、とにかく前向きに、県内水道を一手に受けていくのだという気構えを持ってあしたからでもすぐに進んでいってもらいたい、そんなふうに思います。計画というのはつくれるんですよね、紙の上で。それで、6つぐらい判こを押せば終わっちゃう。できました。そうじゃない。やっぱりそこで実行するということがすごく大事なことですから、ぜひその形を見せてほしいと思います。
以上です。
66:
◯中村委員長 以上で上下水道局の所管事項について調査を終了いたします。
上下水道局の方々には御苦労さまでした。お引き取り願います。
次に、環境部の所管事項の調査に入ります。
先ほど挙手された委員は発言をお願いいたします。
野中委員。
67: ◯野中委員 新聞にも書いてありましたけれども、小水力発電ができました。0.6キロワットか。それについて甲府市の職員が一緒になってやっていると書いてあるんだけれども、環境部はそれをどういうふうに捉えて、どういうふうに協力していったのか、その辺のいきさつを説明してほしいと思います。
68:
◯中村委員長 望月環境保全課長。
69: ◯望月環境保全課長 新聞報道にもありました小水力市民発電所につきましては、まず、事業の設置主体というものにつきましては、甲府市が地域の実情に即した地球温暖化対策を推進する目的で、市民、事業者、団体、もちろん甲府市もそうなんですけれども、これで協働して取り組んでいる組織といたしまして甲府市地球温暖化対策地域協議会というものがございまして、ここが設置主体となっております。この中で、この協議会の中では甲府市が事務局としてこの組織にかかわっているところでございます。
70:
◯中村委員長 野中委員。
71: ◯野中委員 事務局としてかかわったと。で、それが甲府市の内部で今度小水力発電を始めるみたいなアピールは、僕は聞いたことがなかったような気がするんですけれども、割合あの設備というのはそんなことがなくて簡単にぽろっとできちゃうものなんですか。その辺の、あと、いきさつと、それから、そういう中でどういう形で行われていたのかということを新聞記事ではちょっとわからん部分があるので、細かく教えていただきたいと思います。
72:
◯中村委員長 望月環境保全課長。
73: ◯望月環境保全課長 それでは、事業の内容等について説明させていただきます。
まず、ここの事業の目的につきましては、自然エネルギーによるエネルギーの地産地消の普及啓発及び環境教育の場としての環境啓発のために設置したということで、この辺につきましては、甲府市で持っている地球温暖化対策の実行計画のところとリンクするところでございまして、協力して進めているということでございます。
設置に向けては、平成24年度から小水力発電の設置場所の可能性調査を続ける中で平成25年に堀之内町の公民館東側水路、これが設置場所として適切だという甲府市地球温暖化対策地域協議会の判断の中で手続として住民説明や諸手続を行って、平成26年の3月、ことしの3月に着手して8月17日に竣工式を迎えたということでございます。
委員さんのおっしゃるとおり、先ほどお話がありました、この小水力発電につきましては、最大出力が0.6キロワットという大変小さいものでございますけれども、これにつきましては売電するとかいう目的ではありませんで、発電した電気は隣にある公民館の外灯、また、公民館のコンセント、玄関口の人感センサーの電力として使われたり、非常時には公民館内のブレーカーを切りかえることによって公民館の中の電力として供給されることになっております。
また、水車の特徴といたしましては、これが今回つけたところもそうなんですけれども、高低差がなくても発電が可能という中で、また、小水力発電の場所ではごみが一時的にせきとめてしまうということで、ごみの除去等の問題もありますけれども、こういうのも、水車が自動的にごみを下へ定期的に流すということで、このごみのトラブルも制御しているところでございます。また、増水時、雨が多く降ったようなときにはフロートがその水位を感知して自動的にせり上がって河川の氾濫等も回避できるようなものになっております。
今後環境部といたしましては、甲府市地球温暖化対策地域協議会の中でこういうものを設置していただいた中で、これを環境教育の中で有効的に活用するというところが本来本市のところの役割でもあると思いますので、現在いろいろ問い合わせ等も来ておりますので、そういうところの見学の問い合わせ等も事務局として受けて、甲府市地球温暖化対策地域協議会と一緒に見学希望者への現地説明を行うなどして環境教育の場として使っていきたいと考えております。
以上でございます。
74:
◯中村委員長 野中委員。
75: ◯野中委員 非常にすばらしいものだと思います。これは設置しただけでそうやって環境教育部分で活用していくと言ったんだけれども、前までは甲府市にはこの程度の水車だったら設置できるところが数多くあるんじゃないかなと推測されます。例えば、荒川の三ツ水門のあそこにも1機設置できるという話を以前から聞いておりますし、そんな場所を適宜適性に探していくということもこれから大事なことになるんじゃないのかなと思っていますけれども、環境部としてはその辺はどういうふうに啓発を拡大していくのか、その辺が、お考えがあったらお聞かせください。
76:
◯中村委員長 望月環境保全課長。
77: ◯望月環境保全課長 この設置場所については先ほど申しましたように平成24年から調査して、最初は49カ所ほどの調査をしたところから10候補地に絞り込んだわけですけれども、最初は大きい1級河川等も検討したところですけれども、大きい河川になればなるほど申請等の難しい問題もあったりして、この小水力発電というものの位置づけが、今回は発電に伴って売電するとか、そういうところではなくて、啓発的なところという中で進めておりますので、甲府市地球温暖化対策地域協議会の中では2号機の設置等も考えておりますけれども、そういう動きの中で一緒に考えていかなきゃならないことなんですけれども、ちょっとなかなか現地が、どこでもいいというわけではありませんので、例えば、水量も欲しいというところもありますし、啓発の場ということであれば、今回設置した場所のように、今回の場所は堀之内公園のところでして、誰でも見ることができたりということがあります。また、その電気を使える場所がそばになければいけない。畑の中とか、川のそばだとそれを有効に使えないということもありますから、そういうところを勘案すると、なかなか設置場所の選定というのは難しい問題があるのかなと考えております。
78:
◯中村委員長 野中委員。
79: ◯野中委員 最後に。聞いていますと、夜間の照明に使えるということは、バッテリーが用意されているということだと理解しています。そうなると、甲府市内、特に河川敷の道路とか、それから、堤防を使った道路なんかの街灯が夜間つかない場所、ついていない場所とかたくさんあるので、そんなことを考えると、まだまだこれから設置場所というのは幅広く見ていけばあるんじゃないかなと思っています。
それから、もう1つは、下水道の大津町の終末処理場で小水力発電を考えてやっていくという話も、もういないから残念だけれども、聞いていますので、ぜひその折にはお互いの成果等も、実証された数値なんかをデータで与えたり、やりとりして、もっともっと甲府市が自然エネルギーにあふれたまちになるように努力していってもらいたいと思います。
終わります。
80:
◯中村委員長 山田(弘)委員。
81: ◯山田(弘)委員 最初に、収集のルートの内容を、直営と委託を教えてください。
82:
◯中村委員長 野村収集課長。
83: ◯野村収集課長 現在の市内には28の収集ルートで約4,800カ所ぐらい燃えるごみの集積所がありますので、それを28ルートに分けまして、月木・火金というローテーションで収集を行っております。28ルートのうち25ルートにつきましては民間に委託をしまして3ルートを直営で行っております。
以上です。
84:
◯中村委員長 山田(弘)委員。
85: ◯山田(弘)委員 これはあれですか、一方は甲府市廃棄物事業協同組合という組合ですけれども、ほかの10のほうは組合という組織なんでしょうか。
86:
◯中村委員長 野村収集課長。
87: ◯野村収集課長 10ルートにつきましては個別の事業者にそれぞれ委託をしております。
88:
◯中村委員長 山田(弘)委員。
89: ◯山田(弘)委員 これは最終的にはいずれ全部、先ほどもいろいろな話がありましたけれども、委託になるんですね。委託という状況に、全てが。
90:
◯中村委員長 野村収集課長。
91: ◯野村収集課長 残る残ルートにつきましては、今後の職員の定数とか、再任用等ありますので、そういう状況を見ながら委託を進めていきたいと思っております。
92:
◯中村委員長 山田(弘)委員。
93: ◯山田(弘)委員 そこで、全てが委託になるということなんですけれども、この委託するときの基準ですよね。前回も見ましたけれども、経験年数と、それから、許可の更新の、2回、この項目が今回の基準に、平成26年度は入っていませんけれども、これはちょっとこの間お聞きしたら、他都市、類似都市の状況でそういうふうに決めたという状況ですけれども、同じような都市の中でこういう基準を設けているというところもあるわけですね。
94:
◯中村委員長 野村収集課長。
95: ◯野村収集課長 他都市につきましては、政令指定都市が40都市ございますけれども、そこで、近隣であります茨城県、埼玉県、神奈川県、新潟県、福井県、長野県、静岡県、それぞれの近隣の県の政令指定都市の10都市の調査を行いました。その回答がありました9都市につきましては特にその基準等は定めておりませんでした。
96:
◯中村委員長 山田(弘)委員。
97: ◯山田(弘)委員 この基準を設けているところの類似都市のまた資料をいただければありがたいのですけれども、お願いいたします。
それと、そういう委託にするんですけれども、やはり直営と違ってサービスや、それから、対応がどうしても低下してしまうんじゃないかという状況と、あとは、そういう監督指導するような状況を残しておかないと、そういう職員がやるのと対応が違ってきてしまうのではないでしょうか。その辺はどうなっていますか。
98:
◯中村委員長 野村収集課長。
99: ◯野村収集課長 残りの都市の状況調査につきましては、御指摘をいただきましたので、現在調査をしております。また資料ができましたら説明に伺いたいと思います。
委託にして市民サービスが低下しないかということですけれども、その辺のところは毎年十分に検証しております。市民の皆様からの苦情がないか、取り残し等がないか、あと、集積所が汚れている場合は終わったらほうきで掃いてきれいにしていくということを、必ず状況を調査していまして、もし、万が一取り残し等があって市民の皆様から苦情があったときには、毎朝朝礼等がありまして、委託業者が毎朝来ますので、そういうときに指導を徹底しております。
100:
◯中村委員長 山田(弘)委員。
101: ◯山田(弘)委員 指導を監督する、全部委託になってもそういう部署は残しておくということですよね。
102:
◯中村委員長 野村収集課長。
103: ◯野村収集課長 当然それを委託しましても、そういうものを監督する、それは甲府市の責任において監督していかなければならないと思いますので、残していく予定でございます。
104:
◯中村委員長 山田(弘)委員。
105: ◯山田(弘)委員 業者はお互い切磋琢磨して競争するという状況がいいんですけれども、逆に双方がもめたりとか、そんな状況があったりとか、それの状況かどうかわかりませんけれども、例えば、あるところまではごみの収集が午前中終わっていて、そのすぐ10メートル、15メートルのところはまだ終わっていなかったりとかする場合があるので、何か効率が悪いような気がするんですけれども、それは弊害というか、その状況ではないですね。
106:
◯中村委員長 野村収集課長。
107: ◯野村収集課長 特にそういう弊害ではないですけれども、1日大体140カ所ぐらい、100カ所から140カ所の集積所を収集いたします。そうしますと、1日大体4回ぐらいを環境センターと往復をしますので、やはり朝一番でとるところ、午後になるところということで、仮にそれが隣の集積所であってもやはりルートが違いますと、そういった時間のずれは出てまいります。
108:
◯中村委員長 山田(弘)委員。
109: ◯山田(弘)委員 わかりました。そういうふうにサービスとか、いろいろなものの弊害が残らないように監督指導するところを残していただきたいと思います。
最後に、先ほどの類似都市の基準を、年数、経験を設けているところの資料をいただければと思います。お願いして終わります。
110:
◯中村委員長 長沢委員。
111:
◯長沢委員 私のほうでは太陽光パネルの設置のことについてお聞きをさせていただきたいと思います。報道されておりますけれども、国母小学校と南西中学校の体育館につきまして太陽光パネルを設置する、いわゆる屋根貸し事業をされるということで承知をしております。山梨日日新聞の報道によりますと、今月上旬にも事業者を決めると伺っておりますけれども、その事業につきましての詳細をお聞きしたいと思います。
112:
◯中村委員長 望月環境保全課長。
113: ◯望月環境保全課長 それでは、甲府市では民間活力を利用した公共施設で太陽光発電導入事業ということで、今おっしゃられた屋根貸し事業を進めているところでございます。この事業につきましては、太陽光発電の普及拡大を図るという意味で、1つの手法として民間の活力を利用して公共施設に太陽光発電設備を設置してもらうということになります。
この事業の今の進捗事業につきましては、現在、6月議会のときに甲府市の行政財産の使用料条例の一部を改正していただきまして、その中で太陽光発電設備を公共施設へ設置する場合の使用料が決定したところでございます。それを受けて民間活力による公共施設への太陽光発電事業の企画提案の実施要領に基づきまして7月18日から事業者を公募したところでございます。現在事業者がその公募を受けて本市の職員と外部の有識者で構成されます民間活力による公共施設の太陽光発電事業の選考審査委員会の中で厳正に審査いたしまして、8月の下旬に優先交渉権者が決定したところでございます。
今後につきましては、この優先交渉権者と細かいところの詳細の詰めを行いまして、協議が整った場合につきましては、本事業に関する基本的な部分を定める協定を結んで事業予定者ということで決定していくことになります。その後につきましては、事業者が電気事業者として接続許可とか、また、国からの設備認定を受ける中で本市の行政財産の目的外使用許可をとる中で設置工事に入っていくことになります。
今考えている時期といたしましては、おっしゃられたように、場所が南西中学校、国母小学校という学校施設でありますので、そういうところの安全性を配慮すると、平成27年の夏休みという長期間休みがとれるところで設置されるのではないかということで、この辺につきましても今後の打ち合わせになるかと思います。そして、その平成27年、来年の夏休みの設置工事を受けて9月ぐらいから発電が開始されるということになるかと思います。
以上でございます。
114:
◯中村委員長 長沢委員。
115:
◯長沢委員 御説明ありがとうございました。では、事業者についてはこれから決定するということだと思います。
ここでお聞きしたいのですが、来年の夏休みあたりの設置になるのではないかということですけれども、これらについての設置の費用、その負担がどういうふうになっているのか。また、実際に9月ごろから発電をということでございますが、これらの屋根貸しについてを行っていくにおいての甲府市の、貸すわけですから、その収入等の見込み、それらがわかりましたら、教えていただきたいと思います。
116:
◯中村委員長 望月環境保全課長。
117: ◯望月環境保全課長 今回の事業につきましては、甲府市では支出的なものはございません。全て事業者が最初の工事費からその後の運営費含めてそれを設置するということで、今手元に資料がございませんけれども、甲府市の収入といたしましては、先ほどの1平米当たりの使用料と、1平米当たり150円なんですけれども、これに専用面積を掛けた使用料と固定資産税の収入が見込まれるところでございます。
118:
◯中村委員長 長沢委員。
119:
◯長沢委員 ありがとうございました。設置につきましての費用は全て設置業者が設置していくということと、収入の見込みに関して、1平米当たり150円ですか、あと、固定資産税、それらの収入が見込めるということです。こういった屋根貸しの事業というのは他都市でも進んでいる状況だと思うのですけれども、今回国母小学校と南西中学校ということで事業が進められるわけですけれども、今後の見通しとしまして何かありましたら、お聞かせいただきたいと思います。
120:
◯中村委員長 望月環境保全課長。
121: ◯望月環境保全課長 どういう施設をこの公共施設の屋根貸しとして事業者にお貸しするかということの検討の中で、1つには新しい建築基準法にのっとった建物であるとか、貸与年数が20年という長期の貸し出しの中で、貸与年数以内であったりということがあったり、また、構造計算書がしっかりしているという、いろいろ条件がある中で選考して現在9カ所ほど残って、本市で選定した中で、今回2カ所ですけれども、9カ所ほど残っておりますので、これについて来年度、また今年度の、今やっているプロポーザルの事業方式等を検討する中で課題等見つけながら次に続けていきたいと考えております。
122:
◯中村委員長 長沢委員。
123:
◯長沢委員 ありがとうございました。20年の貸し出しということもあって慎重に進められる予定だということでお聞かせいただきました。今後の見通しにつきましても、まだ9カ所ほど考えている場所があるということです。いずれにしましても、他都市でも、先ほども申し上げましたが、やっている事業だと思いますけれども、本市の市有財産を貸し出して行う事業ですので、慎重にまた関係部署と打ち合わせをしていただいて、今後の設置につきましても、まずは来年夏休み以降、9月以降の発電、そういった状況も、よく状況を見て、そして、しっかりとその辺の状況を見きわめながら事業を進めていただきたいことをお願いいたしまして、終了させていただきます。ありがとうございました。
124:
◯中村委員長 以上で環境部の所管事項について調査を終了いたします。
環境部の方には御苦労さまでした。お引き取り願います。
以上をもって所管事項の調査を終了いたします。
次に、当委員会の閉会中の継続審査及び調査申し出事項については、お手元に配付いたしました内容に、先ほど継続審査となりました請願を加えた内容でよろしいでしょうか。
(「異議なし」と呼ぶ者あり)
125:
◯中村委員長 それでは、そのようにさせていただきます。
御協議を願う事項は以上であります。
委員の皆様は行政視察についての話及び環境部との意見交換がございますので、今しばらくお残りください。
では、以上をもちまして
環境水道委員会を散会いたします。
午前10時56分 散 会
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